ドリーミントオホーツク号とは?

札幌からオホーツク地方・網走までを結ぶ長距離都市間バス「ドリーミントオホーツク号」(この便は北見バスが運行を担当)。乗務員は2名体制で運行。
朝7時50分に札幌を出発し、午後には網走へ到着できるため、移動と観光を効率よく組み合わせられるのが魅力です。
鉄道(特急オホーツクや大雪)と比べて本数が多く、しかも乗り換えなしで市内中心部へ直行できるのは、長距離移動の安心感にもつながります。
ちなみに札幌発網走行きが1日6便で北見まで行く便が3便。
札幌駅前3番のりば

ドリーミントオホーツク号が発車するのは札幌駅前3番のりば。
札幌駅から徒歩で約7〜8分でのりばに着きます。
元々あった札幌駅バスターミナルは現在建て替えに伴い解体工事中で、札幌駅の周辺各所に仮設のりばが設置されています。
そのため、歩道に無理やり設置したバス乗り場があるため、屋根はかろうじてありますが、非常に狭い作りになっていました。
横殴りの雨や雪には対応できないので、悪天候の日は不便に感じると思います。
近くにあるコンビニ

北3条西2丁目にセブンイレブンがあります。私はいつも使うのがセブンイレブンなので今回はここで買い物を済ませました。
札幌駅前3番のりばの目の前にはセイコーマートがありますし、札幌駅から3番のりばに向かう途中にはローソンもあります。
セブンイレブンはちょっと慣れているので、時間がないときはオススメできません。
都市間高速バスの乗り方

バスに乗るときに切符などは必要ありません。
私はいつも「発車オーライネット」というサイトでバスを予約しています。
サイト内で座席指定ができて、クレジットカード決済もできるのですごく便利でした。
当日バスに乗るとき、運転士さんか乗り場のスタッフさんがいるので、その方に購入確認メールの画面を見せるか、自分の名前と座席番号を申告すれば乗ることができます。
車内設備

今回私が選んだ座席は最前列です。
透明なシートが少し邪魔をして景色が見えにくいのですが、特等席でした。
通路の末端(運転席の真横)に補助席を出して、そこには乗務員の方が座り、時々運転士さんとかわす会話が聞こえてきます。
2名体制だとすごく安心しますね。最終目的地までは運転を何度か交代しながらの運行になりますとの説明がありました。
コンセント(電源・充電設備)

ちょっとわかりにくい画像で申し訳ありません…。座席の横、肘掛けの下にコンセントの差し込み口があり、スマホなどの充電をすることができます。
バスの車種によってはUSBタイプAの差し込み口しかなかったりもするので、普通のコンセントとUSB端子両方を用意しておくと安心です。

収納式テーブル

3列シートを採用している都市間高速バスのテーブルはほとんどが肘掛けの中に収納されているタイプです。
収納式テーブルの使い方は簡単で、肘掛けの蓋の部分を開けるとテーブルを取り出すことができる構造になっています。

車内にあるトイレ

車内の中程に階段があって、2〜3段降りるとトイレがあります。バスのトイレは基本的に女性も男性も着座で使用します。
冬季は水が凍結するなど構造上の問題から、お手洗いの水は出ません。そのためトイレをでたところにウェットティッシュなどが用意されているので、それを使いましょう。
上の写真を見るとわかるように消臭スプレーも準備されていました。

トイレに入ったら必ず内側からカギをかけましょう。するとトイレの外にある表示版に「使用中」と表示される仕組みになっています。
足の疲れを軽減するフットレストとレックレスト

座席の足元にはフットレストと呼ばれる設備があり、これは靴を脱いでから足をのるものです。
長時間のバス旅には欠かせないアイテムで、足の疲れが軽減します。

ふくらはぎがちょうど当たる部分にはレックレストと呼ばれる装置があり、ひじ掛けにあるレバーを引くと直角に収納されていたレックレストが斜めに張り出して、ふくらはぎを支えてくれます。
フットレストとレックレストをセットで使用すると足の疲れがだいぶ軽減するので、バスに乗られた際にはぜひ使ってみてください。
車窓に広がる北海道の景色
市街地を抜けると、窓の外には一面の雪景色が広がります。
石狩平野は一面真っ白で、朝日を反射してきらきら輝く様子はバスならではの風景でした。
ピップ大雪PAで10分間の開放休憩

ドリーミントオホーツク号の車内にはトイレがありますが、札幌から網走に向かう途中で1回10分間の開放休憩がありました。
休憩した場所はピップ大雪パーキングエリアです。札幌を出発してから2時間20分経過していました。

北見バスターミナルを経由して網走まで

札幌を出発してから約5時間が経ち、北見バスターミナルに到着。
所定ののりばには別のバスが誤って停車していたため、急遽のりばを変更するという小さなハプニングがありました。降車する分には問題ありませんが、乗車を待っていた方にとっては突然の変更に戸惑いますよね。
先に並んでいた順番も狂ってしまう可能性がありますからね。それでも無事に出発し、再び網走へと向かいます
網走バスターミナルに到着

網走バスターミナルに到着したのは14時ちょうど。定刻より約10分早着でした。建物の裏側はバスの車庫になっているようで、のりばはターミナル横に設けられています。全体的にこじんまりとした印象のバスターミナルでした。